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第2回 Innovator Gathering 開催レポート|世界の若手研究者と日本企業、共創に向けた議論が広がる
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東北大学 ZERO INSTITUTE(所在地:宮城県仙台市、責任者:遠山 毅 / 東北大学 理事 産学連携担当)は、2026年9月14日に、グローバルのトップ研究機関で活躍するスターサイエンティストと日本企業が集う「第2回 Innovator Gathering」を開催しました。
今回は、ポーラ化成工業株式会社に加え、新たにスポンサー企業としてご参画いただいたキヤノンマーケティングジャパン株式会社にもご参加いただきました。同社の参画により、ZERO INSTITUTEが推進するN対Nの産学共創が加速され、異分野融合による非連続なイノベーション創出が加速することが期待されます。

(東北大学:羽生 貴弘氏 / ポーラ化成工業:岡村 剛氏、竹内 啓貴氏、平河 聡氏 / キヤノンマーケティングジャパン:大里 剛氏、蛭川 初巳氏、常信 卓也氏 / ZERO INSTITUTE:渡邊 拓)
産学共創を点から「N対N」へ
オープニングでは、羽生 貴弘インスティチュート長が登壇。大学を知識の蓄積の場にとどめず、世界中の優れた若手研究者と企業をつなぎ、研究成果の社会実装や新たな価値の創出を後押ししていくZERO INSTITUTEの構想を紹介しました。
また、企業には自社ごとのニーズや課題を研究者へ積極的に共有すること、研究者には柔軟な発想で応えることを呼びかけるとともに、今回の出会いの場を共同研究および社会実装へつなげていく期待を語りました。

研究者の最前線と社会実装
大森 徳貴氏(Integrated Biosciences Co-Founder)

大森氏はベイエリアでスタートアップ Integrated Biosciencesを共同創業し、ロンジェビティ領域の研究部門を統括しています。老化を一時点の状態ではなく、継続的なデータから「軌跡」として捉え、予防や介入へつなげる可能性に言及。目指すのは、人々の不老不死ではなく、「健康で長く生きられる未来」だと語りました。
また、質疑応答では、米国のバイオテックを支える資金、人材、意思決定のスピードや、日本で研究データを社会実装へつなげる際の課題について議論が交わされました。
中本 光彦氏(カリフォルニア大学バークレー校 Ph.D. Candidate)

中本氏はUCバークレーの博士課程でフィジカルAIを研究しています。中本氏はロボットが自律的に環境へ適応する強化学習の研究を行っています。現在のフィジカルAIの最前線では実世界でロボットを使って取得したデータを学習へ生かすことが重要になってきている背景について言及しました。
また、質疑応答では、フィジカルAIを工場に加えて医療、介護、美容などへ応用することや、日本が持つロボットハードウェアの強みをデータ収集基盤へ転換する可能性について意見が交わされました。
6名の研究者が提示した、新たな産業や企業との接点
続く「ライトニングトーク」では、極限環境(深海・宇宙)のセンシング技術、マルチモーダルセンシング×AI、AI for Science、脳科学/ニューロエンジニアリング、かゆみ研究など、さまざまな分野を専門とする6名が登壇。それぞれの専門知や研究成果を、医療・AI・計測・研究制度などの社会・産業課題につなげていく可能性を示しました。

Practice Session から生まれる新しい議論
プラクティスセッションでは、企業ニーズと研究者の専門領域に応じて構成されたテーブルごとに、ラウンドテーブル形式のディスカッションを行いました。各テーブルではファシリテーターが進行を担い、立場や研究分野を超えた交流の場となりました。また、企業が持つ技術やデータ、事業基盤と研究者の専門知識が交わり、社会実装や共同研究、PoCなど、今後の協業への期待が高まりました。

最後の挨拶では、ZERO INSTITUTE副インスティチュート長の渡邊 拓が登壇。フィジカルAIやLongevityをはじめ、さまざまな研究分野が急速に進展する中、参加者に対し、最先端の知見と経験に触れ、新たなイノベーションを共創する場として、ZERO INSTITUTEを活用してほしいと呼びかけました。さらに、今後もイベントや毎月のレポートを通じて、参加者にとって有意義な機会を継続的に提供していく考えを示しました。

第2回を終えて、次の共創へ
「第2回 Innovator Gathering」は、グローバルな知と日本の産業界が継続的につながるオープンエコシステムの構築に向けた一歩となりました。
ZERO INSTITUTEはこれからも、世界で挑戦する研究者と企業が、国境や専門領域を越えて出会う場をつくり、研究成果から新たな価値が生まれる循環を育ててまいります。
取材依頼及び本件に関するお問い合わせはこちらからお願いいたします。