塚崎 雅之(Masayuki Tsukasaki)

RESEARCHER

塚崎 雅之(Masa...

プロフィール

2007年 慶應義塾高等学校卒業。2013年、昭和大学(現:昭和医科大学)歯学部卒業。2018年 東京大学大学院 医学系研究科修了(医学博士)。日本学術振興会特別研究員(DC1、PD)を経て、東京大学大学院医学系研究科免疫学講座および骨免疫学寄付講座にて特任助教、AMED-Prime研究代表、特任准教授を務めた。

2024年、昭和医科大学歯学部口腔生化学講座 主任教授に就任。現在は、東北大学 歯学部 客員教授も務める。歯科医師ならではのユニークな視点を活かし、臨床への貢献と生命科学全体への学術的インパクトの両立を目指し研究を展開している。

主な実績・採択歴

  • 2018年 Nature Communications 論文発表

  • 2019年 Nature Reviews Immunology 論文発表

  • 2020年 Nature Metabolism 論文発表

  • 2020年 Cell Reports 論文発表

  • 2022年 文部科学大臣表彰 若手科学者賞 受賞

  • 2022年 Nature Immunology 論文発表

  • 2022年 Nature Communications 論文発表

  • 2024年 三島海雲学術賞 受賞

  • 2024年 Nature 論文発表(口腔がん進展機序に関する研究)

  • 2025年 石館・上野賞 受賞

研究題目

ヒトの唾液によるがん早期検出法の開発

研究キャッチコピー

がん検査を、習慣に。

研究ビジョン

がんの早期発見は、多くの命を救う可能性を持ちながら、社会実装においてはいまだ大きな課題を抱えています。年に一度の精密検査だけでは、進行の早い特定のがんを見落とすリスクがありますが、血液検査や内視鏡検査、CT検査を頻繁に受けることは、費用や身体的負担の面から現実的ではありません。そこで本研究では、マウスモデル・ヒト検体・数理解析を融合した独自基盤を構築し、非侵襲(身体を傷つけない)で繰り返し実施可能な「唾液分析」によるがんの早期発見技術を開発しています。

唾液成分は、食事や口腔細菌の影響を受けやすいため、口腔内を清潔に保った状態で採取することで、より高い検査精度が期待できます。そこで鍵となるのが、全国にコンビニエンスストアよりも多く存在し、社会に根付いた医療インフラである「歯科医院」です。定期的な歯科クリーニングとセットで唾液検査を行う仕組みを構築することで、特別な設備や新たな受診行動を必要とせず、がん検査の頻度を自然に高めることが可能になります。

まずは、口腔がんから開始し、将来的には他臓器のがんへと展開していく計画です。全国の歯科医院を「身近ながん検査拠点」にし、がんの兆しを社会全体で見守ることで、早期発見が当たり前となる未来を実現します。